唐松 星悦(カラマツ シンエ)選手からのメッセージ
私がアメリカンフットボールと出会ったのは12歳の時でした。
それまで運動音痴で内気な人間だった自分を変えようと考え、思い切って入部したのを覚えています。
案の定中学生のときは試合で泣いてしまうほどでしたが、高校に入って体作りを始めてからは、着実な努力が成果に結びつくことを知り、初めて自分に自信を持てるようになりました。事実、私はアメフトと出会っていなかったら、東大に合格することができなかったとさえ思っています。そして大学に上がり更に経験を積み重ねる中で、自分の存在を認めてもらうことに対する責任の重さや、仲間と同じ目標を掲げて努力することの難しさ・尊さなどを学びました。
現在は一般企業に就職し、平日に勤務する傍ら社会人チームで週末に練習する日々を送っていますが、改めて自分が10年間続けてきたスポーツというものには社会にとってどんな価値があるかを考えるようになりました。
スポーツには確かに一種の華やかさがあり、それが大きな魅力でもありますが、同時に自分のような未熟な人間にも成長する機会を沢山与えてくれるという、唯一無二の価値を持っていると考えています。
私は、過去の私のように自分の可能性に自信を持てない人々や、日々の小さな挑戦を踏みとどまっている人々に勇気を与えられるようなアスリートでありたいと考えています。これは、東大という環境下でスポーツに没頭し、かつ社会人アスリートというデュアルキャリアを歩み続ける自分だからこそできることだと思っています。
まだまだ未熟な私ですが、スポンサー様と共に社会に何を還元できるか考えていきたいと思っております。ご支援のほど何卒よろしくお願いいたします。